刺し子始めました

花ふきん。
刺し子のふきんをそう呼ぶそうです。
刺し子は昔、東北地方で木綿が貴重品だったころ麻の生地に木綿の糸で刺し子をし、生地を暖かくしたのが始まりらしいです。

私の知り合いのおばあちゃんがわたしに刺し子のふきんをくれたことがありました。
おばあちゃんはもともと裁縫をあまりしない人らしく「あまりうまくないけれど」と言って私にくれました。
でもその一針一針が丁寧で、そのおばあちゃんの人柄がにじみ出ているようでなんだか使うのが
もったいなくていまだに使っていません。

このふきんがきっかけで刺し子への憧れが芽生えました。
いつかこんな風に小さなものも大切に扱えるような人になりたくていつしか刺し子をしてみよう！と思って
いました。
先日着物の本を探しに図書館に行ったら、すぐそばに刺し子の本を発見！
ものすごく手の込んだタペストリーから日常のふきんまでいろいろ載っていました。
手縫いには自信がないので（まっすぐ縫えません）一番簡単そうな本を選んで借りてきました。

刺し子用の木綿糸を買い、さっそくチクチク。
なれないことをしたために肩に激痛が走るなどハプニングもありましたが、ようやく完成しました！

　　　

感想：大変だった・・・
いうなればたかがふきんですよ。そのために４日かかりました。最初の刺し子への憧れがなんだか
幻影に見えたときもあった（決意が弱い）。
現代の便利さを肌で感じたと言うか・・・１００円で３枚ふきんが買えるってすごいことだと思いました。
でもできあがったふきんは本当にかわいい！！
いや、ふきんがかわいいって言うのもなんだかおかしいですが。こう、愛着がわくというか。
できるだけ長く使おうと思えてきます。
と同時に自分がかなりズボラだということも発覚しました。
まだまだおばあちゃんへの道は遠いようです・・・

　　　
　　　記念すべき刺し子第一号には日付を入れました。まるで作品。
　　　いつかはこんなに「特別」ではなく「日常」として刺し子を扱えるようになるといいな。
　　　一度洗ったらいい感じに縮みました。